土曜日のライドに来たＩさん、なんとGARY FISHERの29erに乗ってました。
29erについては、存在は知っていましたが興味を持った事はなく、
長身の人向け？なんて思ってたぐらい。実際、乗ってきたＩさんも長身だったし。
ＩさんのGARY FISHER Paragonと、僕のFOES。タイヤサイズが全然違う。
Ｉさんと僕のバイクを並べて分かったのですが、29erと26って、ポジションは大差ないのね。
BBハイト、スタンドオーバー、ヘッドチューブのトップなどのポジション、バイクのサイズの違いこそ出てるものの、26に非常に近いです。
上の写真は地面が傾斜していて参考になりづらいけど、ちょっとは分かってもらえるかな。
タイヤが29インチになる事で…
・タイヤの直径が大きくなれば、障害物などの走破性は上がる。
・路面へのタイヤ設置面積も大きくなるから、トラクションも上がる。
・車軸に対してBBが低くなるのは安定感を生みそう（多分）。
などなど、色々とメリットがありそう。
デメリットがあるとしたら、重量の増加かな？
あと、フォークのストロークを増やすのも難しいかも。
上の写真では、Ｉさんのバイクは80mm、僕のは140mmです。
慣性も大きくなるけど、これはメリットもデメリットもありそうだな。
ハンドリングは…ちょっと乗らせもらった感じは違和感なかったです。
調べてみたら、JシリーズのXCで29erが勝ってるのね。
ちゃんと結果も出てるんだ。すごいな29er。
GARY FISHERのサイトに、29erの事が詳しく書かれています。
メリットが沢山あるので、これから広まるかも知れないですね。
29ｅｒの事を知る良い機会でした。
スイッチバック、29erでもこなせるんでしょうか!?
試してないけど、もしかしたらタイトすぎるコーナーはキツいかも知れないですね。
でも、想像していたよりは自然なフィーリングでしたよ。
やはり、29erのメリットとどちらを取るかですよね。
タイトな所は4X系が楽だけど、登りはAM系が良いし…どっち乗るか？みたいなのと同じで。
他のデメリットとしては、
・輪行バッグが限られる。
・ホイールベースが長いので、急激な、かぎ型の段差はチェーリングが当たりやすい。
・空気量があるので、ＣＯ２ボンベだと、多分３気圧まで入らない（？）。
・重心が多少高くなる（車種によっては）。
位でしょうか。
他のメリットは、
・スピード維持が楽
・空気量が多いので、ハンドルへの振動が少ない。
といったところが思いつきます。
場所によっては、フラペ＆１５．５インチで行くこともあると思いますので、そのときは是非実践でお試しください。
私も29にも乗ります。一番の不利な点は大径化されたタイヤがもたらすハイギアード効果ですかね。後ろ34Tだと、かなり鍛えないと激坂はしんどいです。36Tのコグが出たため、ここは解消されるでしょう。スイッチバックは26でも既に難しい所が多いため、のりてがトライアルの名手でなければ、一般人にとってはどちらも同じと思います。あと、鷹揚な乗り味(それが振動吸収性の良さに顕著に出てるのですが)故に、シングルトラックの小刻みなカーブの連続等は、クイックに通過していく旋回性を楽しむ感覚はかなりさっぴかれますね。
半面、小さな段差はかなり鈍って伝わります。小枝などを踏んだ時は29のリジッドフォーク仕様でも、26のサスフォーク付きより断然優しく伝わります。安定性と圧倒的なトラクションをとるか、軽快で旋回性の高さのどちらを取るかですね。
泉の湧き出る森を彷徨う吟遊詩人さん＞
オーナーだからこそ気付く点をありがとうございます。
色々調べてみたら、フリーライド系のバイクもあるんですね。
そのうち、29erに乗る時も来るかも！
29erさん＞
これまたオーナー視点でのレポートありがとうございます。
確かに、ハイギアード効果は当然ありますよね。
26erのギヤ比のままじゃ合わないので、36T以上のコグも用意するか、ロードのコンパクトクランクみたいにフロントのチェーンリングを小さくして合わせたりするメーカーも出て来るかも知れないですね。
安定性と圧倒的なトラクション、コースにもよると思いますが、クロカンライドでは、こちらの方を求める人が多いような気がしています。